心臓病とは
心臓病とは、その予防は 心臓病は、日本人の全死亡順位としては、がんについて第2位 を占めています。 なかでも、狭心症や心筋梗塞のような動脈硬化が原因の虚血性心疾患が増えています。 加齢とともに動脈の壁が固くなり、さらに血管の内側にコレステロールがたまることで、血管が狭くなり血液のながれが悪くなるのが動脈硬化です。
心臓に起こる病気と医学の発達
医学にとって、心臓病は長年の敵であったといえます。しかし近年の劇的な薬物治療の進歩により、心臓病は予防できる時代に突入しました。また治療法も日々進歩しており、カテーテルによる胸を開けない心臓の弁手術等の新技術も続々と登場しています。
次のような症状の患者さまはお気軽にご相談ください。
- 心臓が「ドキン」とつまずいたような感じで,一瞬であったが胸騒ぎを感じた。
- 自分の手首の脈が一つ飛んだ。または脈が一回抜けたように感じた。
- 数十秒間(長ければ数時間)、胸がドキドキして不安を感じた。
- 突然気が遠くなった。意識を失ったわけではない。
- 胸から背中が痛く締めつけられた。
- 胸に変な感じがした。何だかおかしいが痛いとか苦しいではなかった。
- 深夜の睡眠中、胸が圧迫され少し苦しくて目が覚めた。
- 胃の辺りに変な感じがして、この違和感が胸や歯、顎まで移動した。
- 喉から顎にかけて詰まるような絞めつけられるような感じがあった。
- 以前より疲れが残るようになった。疲れが取れにくくなった。
- 一年前まで平気だった仕事や作業が、最近は負担になった。
- ・いつもの掃除、坂道や階段を上る時に疲れやすくなった。ハァハァ息が切れる。
- 食欲がなく足のむくみがある。体重がかなり増えたようだ。
脳血管病とは
脳血管病とは、脳動脈に異常が起きることが原因でおこる病気です。
脳血管病にはいろいろな種類がありますが、最もよく知られているのが脳卒中です。
脳卒中は、脳の血管が狭窄(きょうさく)・閉塞することにより生じる脳梗塞や一過性脳虚血発作などの虚血性脳卒中と、脳の血管が破れて生じる脳内出血やクモ膜下出血などの出血性脳卒中に分けられます。
次のような症状の患者さまはお気軽にご相談ください。
- 片方の手足がしびれる。
- 片方の手足に力が入らない。
- これまでに経験したことのない突然の激しい頭痛。
- フラフラしてまっすぐ歩けない。
- 物が二重に見える。
- 視野の半分が欠ける。
- 言葉が出てこない、理解できない。
- ろれつが回らない。
心臓・脳・血管病を予防するためには
高血圧の人
高血圧が続くと常に血管に大きな圧力がかかり、血管壁が傷つき動脈硬化から脳梗塞を引き起こすことがあります。また、血管に動脈瘤を作り出し、脳出血やくも膜下出血を引き起こすこともあります。
生活改善のポイントとして、肥満であればダイエットする。塩分を減らす。禁煙をする、お酒をほどほどにする、運動を心がけるなどがあります。
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不整脈の人
心原性脳塞栓症(脳梗塞の一型)の最大の原因は、心房細動という不整脈です。通常心房細動は、高血圧・冠動脈(心臓に酸素を供給する血管)の動脈硬化、心筋症によって起こりやすくなりますが、健康な人でもタバコを吸いすぎたり、お酒やコーヒーを飲みすぎたり、疲労したときなどに発作が起きることもあるので、注意が必要です。脳梗塞の予防にはワルファリンという抗凝固薬が必要です。
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糖尿病の人
高血糖状態が続くと動脈硬化が促進され、脳内の細い血管まで動脈硬化が進み、脳梗塞を起こしやすくなります。血糖値を下げるには、食事と運動がポイントです。
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濃い味・脂っこいものが好きな人
減塩・減脂肪・エネルギーコントロール・栄養バランス・食物繊維に気をつけた食事を取ることが必要です。
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タバコを吸う人
吸わない人に比べて2~2.5倍も危険性が高いといわれています。タバコを吸うことで、ニコチンやタール、一酸化炭素が体内に入り、全身の血管が収縮して血圧が上がり、さらに脳の虚血を招くこともあります。
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運動不足の人
普段から運動をしていないと、血管が細くなってしまい、高血圧や動脈硬化といった血管の病気になりやすくなります。逆に運動をしていると、血液を送る量が多くなり、余分なコレステロールを排除できます。
簡単な運動を心がけ、歩いていける所は車を使わないで行くなど、日常的に身体を動かすことが必要です。
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飲酒量が多い人
適度を守った飲酒は、血液の循環を正し、身体をリラックスさせたり、食欲を促したりするなどの良い作用が認められていますが、適量を超えて飲みすぎてしまうと、肥満・動脈硬化・高血圧・糖尿病などの原因になり、脳卒中の危険性が高まることになります。
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家族に脳卒中になった人がいる人
家族に脳卒中になった人がいればいるほど、脳卒中になる危険性が高くなります。
こちらについては予防ができないことですが、より危険性が高いことを知っておくことがポイントです。
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